neutron Gallery - 入谷葉子展 『お山の家 』-
2009/3/17 Tue - 29 Sun gallery neutron kyoto


profile
入谷葉子 IRITANI YOKO

【略歴】
1977 大阪府生まれ
1998 嵯峨美術短期大学美術学部版画学科卒業
1998 大阪芸術大学芸術学部美術学科3回生編入
2000 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業
2001 大阪芸術大学芸術学部美術学科版画孔版研究生

【個展】
2001 入谷葉子展 / Oギャラリーeyes(大阪)
2003 入谷葉子展 / Oギャラリーeyes(大阪)
2004 入谷葉子展 / STREET GALLERY(兵庫)
1998 入谷葉子展 / neutron B1 gallery(京都)
1998 入谷葉子展 / Oギャラリーeyes(大阪)
2005 入谷葉子展 / gallery neutron(京都)
2007 [Home]入谷葉子展 / gallery neutron(京都)
1998 新鋭作家選抜シリーズ展2007 Vol.4 入谷葉子展 / HONMACHI ART GALLERY(大阪)

【グループ展】
1998 嵯峨美術短期大学26回制作展 買い上げ(京都市美術館・京都)
1999 日印版画交流展 / ビスババラティ大学 ナンダンアートギャラリー(インド) / 嵯峨美術短期大学 アートスペース嵯峨(京都)
1998 日中交流作品展 / 大阪芸術大学 情報センター展示ホール(大阪)
2000 大阪芸術大学卒業制作展 研究室賞 / 大阪芸術大学(大阪)
1998 日常の開示 / 感覚の視野-入谷葉子 泉依里- / Oギャラリーeyes(大阪)
1998 PRINTS 12-U / CITY GALLERY(大阪) 
1998 第25回 全国大学版画展 / 町田市国際美術館(東京)  
2001 Artisuts in Residence in SUMISO part T〔portfolio〕 / SUMISO(大阪)
2002 PRIMARY STATEMENT 5 / Oギャラリーeyes(大阪)
1998 絵画のヒロバ / neutron B1 gallery(京都)
2004 ispa京都会議「版画の力」 / 京都文化博物館(京都)
2005 「版画の力」倉敷展-西の現代版画の新世代たち- / 加計美術館(倉敷)
1998 絵画のヒロバ / neutron B1 gallery(京都)
1998 tourbillon Vトゥールビヨン3-入谷葉子 岸雪絵- / Oギャラリーeyes(大阪)
1998 shopping art exhibition / sin-b(i 京都)
2006 BOOK ART 2006 [THE Secret Pleasure]密やかな楽しみ / Gallery Cero / シェ・ドゥーブル / u-ni-pon2-kau2 project space(大阪)
1998 第4回 風〜明日への軌跡 -入谷葉子 坪田政彦 中路規夫- / ギャラリー恵風(京都)
1998 ARTなお買い物展 / HONMACHI ART GALLERY(大阪)
2007 International Exchange Project Japanese Young Artists TRIAL in Painting / Modern Culture Center(韓国)
1998 版という距離 / 京都芸術センター(京都)
2008 センチメンタル ジャーニー -入谷葉子 田岡和也- / Oギャラリーeyes(大阪)
1998 BUSAN BIENNALE 2008 ART IS NOW / Busan Culturul Art Center(韓国)

◆パブリックコレクション 京都嵯峨芸術大学
◆参考文献
  ・岩田誠司:「朝日新聞」2003年9月26日 43810号
  ・原久子:「TOWN ART GALLERY」美術遊覧vol.115/wl
 
・原久子:「artscape」展覧会プレビュー 2001年12月8日/2004年12月18日(インターネットHPより)
  ・植木啓子:「大阪人」2003年12月 第57巻             
  ・「版画芸術」2003年 122号
  ・池上司:「美術手帖」2004年10月 Vol.56 NO,855





statement

作品について思うこと
時間と空間の共有


どこの家庭でも大抵、『家族の写真を撮ろうか!』となった時、
何となく決まった場所でポーズをとっていないでしょうか?
もしくは、気がつけば同じ背景の写真が何枚か出てきたりしないでしょうか?

家の門や表札の前でも植木や犬小屋の前でも、柱やテレビ、窓やソファ等々そのアイテムは
家庭によって様々だと思います。

例えば、祖父と私の人生はニアミスしています。
あと少しで会えましたが、お互い見た事もない二人です。
その二人が、それぞれの人生の時間の中、同じ場所でおさまっている写真があります。
祖父は祖父の人生を、私は私の時間を同じ場所で過ごしました。
土や木や家、そして祖父と私の両人共と時間を共有している祖母と父の記憶だけが私達それぞれを知っていますが、
二人は、会った事がありません。
空間が二人を繋げているように思います。

祖父と私の関係はごくごく個人的な部分、感情から始まっていますが、家への思いは様々な形を持って
誰にとっても繋がるのではないだろうか?

と考えて制作しています。



入谷 葉子


今展覧会用新作・細部