neutron Gallery - 増野 智紀展 「Kaleidoscopic(変幻自在)な日常」 -
2008/11/24 Mon - 12/7 Sun gallery neutron


profile
増野智紀  MASUNO TOMOKI

【略歴】
1975 京都生まれ
2000 京都精華大学大学院美術研究科修了
2001 光のワークショップ講師 / 丹波の森公苑(兵庫)
2008 梅花短期大学生活科学科造形デザイン専攻 専任講師


【個展】
2001 「原色の文字達」展 / ギャラリーすずき(京都)
2002 「すべてを幻と笑う日」展 / ギャラリーCASO(大阪)
2006 Kyoto Art Map TOMOKI MASUNO 展 / ギャラリー〇△口(京都)

【主なグループ展】
1997 富士火災アートスペース 入賞 / 関西国際空港ターミナルビル展示(大阪)
1998 西宮市展 西宮市展賞 / 西宮市民ギャラリー(兵庫)
1998 尼崎市展 市展賞 / 尼崎文化センター(兵庫)
1998 名古屋あかりファンタジー98 準グランプリ賞 / 名古屋池田公園常設(愛知)
1998 京都美術工芸展 / 京都文化博物館(京都)
1998 京展 / 京都市美術館(京都)
1999 99 京都環境フェスティバルモニュメント制作
1998 関西行動展 奨励賞 / 京都市美術館(京都)
1998 宇治野外彫刻展 / 宇治植物園(京都)
1998 京都機械金属中小企業モニュメント制作
1998 尼崎市展 市展賞 / 尼崎文化センター(兵庫)
1998 京都美術工芸展 / 京都文化博物館(京都)
2000 岐阜美濃和紙 あかりアート展 特別賞 / 町並み美術館(岐阜)
1998 広島マンガ平和アピール展 モニュメント制作 / 広島平和会館(広島)
1998 京都美術工芸展 / 京都文化博物館(京都)
1998 京展 / 京都市美術館(京都)
2001 天理ビエンナーレ2001 道友社賞 / 奈良
1998 選抜「西宮をになう作家」展 / 西宮市民ギャラリー(兵庫)
1998 嵯峨アートコンペ2001 展 銅賞 / 嵯峨美術大学(京都)
2002 風の美術展トリエンナーレ枕崎 / 枕崎芸術会館(鹿児島)
1998 ART CAMP2002 今立現代美術紙展 / 今立芸術会館(福井)
1998 公開制作・越前和紙とのコラボレーション展 / 今立芸術館(福井)
2003 富嶽ビエンナーレ展 / 静岡県立美術館(静岡)
1998 今立現代美術紙展 / 今立芸術会館(福井)
1998 アミューズアートオーディション / 新風館(京都)
1998 大阪現代美術芸術祭 築港赤レンガ倉庫オープンアトリエ参加
2004 豊田美術展04 / 豊田市美術館(愛知)
1998 OSAKA ART APORIA 赤レンガ倉庫プロジェクト展 / 赤レンガ倉庫(大阪)
1998 AMUSE ART JAM 展 特別賞 / 京都文化博物館(京都)
1998 ART CAMPERS NOW 越前和紙に挑む26 人のアーティスト達展 / 今立芸術会館(福井)
2005 裏アートマップ展(ギャラリー〇△口より出展) / 京都芸術センター(京都)
1998 京展 / 京都市美術館(京都)
1998 AMUSE ART JAM 展 / 京都文化博物館(京都)
2006 京都美術工芸新鋭選抜展 審査員推奨作品 / 京都文化博物館(京都)
1998 AMUSE ART JAM 展 / 京都文化博物館(京都)
2007 TRIENNALE とよた美術展 / 豊田市美術館(愛知)
1998 京都美術工芸新鋭選抜展 / 京都文化博物館(京都)
1998 KOBE Biennale 2007 優秀賞・審査員特別賞“ 浮遊するオブジェ” / 三宮センター街(兵庫)
1998 GENERATION U in POZNAN 招待作家 / ポーランド
2008 風船アート@ぶんぱく別館 / 京都文化博物館(京都) 
1998 文化庁芸術拠点形成ミュージアム事業 京都文化博物館地域子ども教室




statement
【作品制作におけるコンセプト】

制作する作品はすべて日常に目にする形を奇想天外な形に変化させているのですが、ただ変化させるのではなく変わる事や新しい形になる事で存在する意味を見た人に考えてもらう作品です。存在する意味の形とは、社会問題を主に人の希望、欲望、絶望、人類が歩んだ歴史、を見た人に問いかける形に変貌させてきました。

私は作品制作を錬金術の様なものだと思っております。鉄を金に変える様に私は日用品をアート作品に変えているのです。


私のアート作品に対する思いは、古来より日本人の生活の中にもあり続けている様な気がします。身のまわりの品々や、神仏の信仰の場、祭礼の場、生活のあらゆる場面を華麗に飾り立ててきました。本来の日常を飾りたてる事で非日常である祝祭の場へと変貌させてきたのです。
中でも島根県出雲市平田町の平田天満宮祭では「平田一式飾り」と言う飾り付けがあるのですが、この飾りとは寛政五年に表具師が茶道具を材料に大黒天像に見立てた作り物を作成し、平田天満宮に奉納したのがはじまりで、現在では日用品を使い色々なものに見立て奉納しているのです。
この町の人々が行っている[見立て]や[飾り付け]が私にとってはアートなのです。
人々が神々に奉納するように、私は作品を見てくれる人達に表現と言う形で奉納する気持ちで作品を制作しております。