neutron Gallery - 林 勇気展 『ちいさなまひ』-
2008/10/13 Mon - 10/26 Sun gallery neutron


profile
林 勇気  HAYASHI YUUKI

【略歴】
1976 京都生まれ
1997 映像の制作をはじめる。
1999〜2002 映像作家 大木裕之の映像作品に撮影と編集で参加
現在は宝塚造形芸術大学の専任講師

【個展】
2004 まわるとするなら / ギャラリー三条(京都)
2005 とどくとおもった、そら / ギャラリー三条(京都)
2006 LAST BOY LAST GIRL / ギャラリー三条(京都)
2007 やすみのひのしずかなじかん / gallery neutron(京都)
2008.10 月予定 ちいさなまひ / gallery neutron(京都)
    .11 月予定 つづきのつぎ / ギャラリー揺(京都)

【主なグループ展】
2003 STARTART001 / 細見美術館(京都)
2004 アウト ザ ウインドウ / 国際交流基金フォーラム(東京)
     Project Space ZIP(韓国)
     旋律の映像 / gallery neutron(京都)
     透過する音楽 / 京都芸術センター(京都)
2005 裏・アートマップ / 京都芸術センター(京都)
     PLOP ASIA TOUR / Agnes b CINEMA!(香港)、他
2006 AMUSE ART JAM / 京都文化博物館(京都)
2007 トランスメディアーレ (ドイツ)
     新進アーティストの発見in あいち / 愛知芸術文化センター(愛知)
     AMUSE ART JAM in Tokyo / 新宿高島屋(東京)
     かけらな夏 / gallery neutron(京都)
     Pre-Jam 2007 / ARTZONE(京都)
2008 DIGITAL MEDIA ( スペイン・バレンシア)
     音箱 / 神戸アートビレッジセンター(兵庫)
     Art Court Frontier 2008 #6 / アートコートギャラリー(大阪)
     ART OSAKA / 堂島ホテル(大阪)
     12 月予定 / IID gallery(東京)


【主な映画祭】
2002 バンクーバー国際映画祭 (カナダ)
     高尾国際映画祭 (台湾)  
2003 香港国際映画祭 (香港)
     ナッシュビル国際映画祭 (アメリカ)
     アジアン・アメリカ国際映画祭 (アメリカ主要都市を巡回)
     ソウルフリンジフェスティバル (韓国)
     ソウルビデオフェスティバル  林勇気プログラムで特集上映 (韓国)
2004 バルセロナアジア映画祭 (スペイン)
     ニッポン コネクション (ドイツ・フランクフルト)
2006 イメージフォーラムフェスティバル / 新宿パークタワー(東京)、他
     トロント・リール・アジアン国際映画祭 (カナダ)
2007 ASK? 映像祭 / art space kimura ASK?(東京) 
     イメージフォーラムフェスティバル / 新宿パークタワー(東京)
     北海道立近代美術館(北海道)、他

【主な受賞】
1999 動楽映楽・アニメーション実験映像劇場 / 香山リカ賞 受賞 
2002 イメージフォーラムフェスティバル/ 審査員特別賞 受賞
2006 トロント・リール・アジアン国際映画祭/ Most Innovative Film or Video Production Award 受賞
     AMUSE ART JAM/ 準グランプリ 受賞

【主な参考文献】
イメージフォーラムフェスティバル2002 P8,9,15,17,18 / 文:エドウィン・カレルス、他
バンクーバー国際映画祭 2002 年 P72 / 文:トニー・レインズ / カナダ
Asian directors of the new century 2003 年 P3,18〜22 / 韓国
京都新聞 2003 年10 月2 日 夕刊 P4 / 文:井上理砂子
日本経済新聞 2004 年11 月4 日 夕刊 P11 / 文:千葉淳一
京都新聞 2007 年5 月19 日 P10 / 文:太田垣實
Lmagazine No387 2007 年6 月号 P127 / 文:小吹隆文
美術手帖 BT No896 2007 年7 月号 P191 / 文:小吹隆文
Art Court Frontier 2008 #6 / 文: 小林公


statement

「 ちいさなまひ 」

感覚のどこかにちいさなまひしたところがある。

身体の一部分がまひしたことがあり、その時のしびれに近い感覚がある。

世代にかかわるものなのか、日本に生まれ育ったから、なのかはわからない。
だけどどこか深い部分で共有されているような気がする。

ちいさなまひは心地よく。
ちいさなまひのしびれのまわりにはかすかに痛みがあって。
ちいさなまひのちかくにあるのは漂白されたしずかな景色。

みたりきいたり経験したことは、ちいさなまひしたところにちかづくにつれて漂白されていき、マリンスノウのようにしずかにふりそそぎ、かたちをなしていく。
そんな景色をえがいてみたいとおもった。

ちいさなまひをかかえた、ぼく(ら)にしかえがけなかった、かもしれない、景色。




[ サウンド協力:大谷修平(Samurai Jazz Quintet) ]
ヒューマン・ベースドIDMと形容される新しい即興演奏により、 独特のアブストラクトビーツ〜オルタナティブ〜ジャズ〜電子音響サウ ンドを紡ぎ出すグループ・Samurai Jazz Quintetの中低音の要を になうべーシスト、サウンドアーティストの大谷修平がサウンドを担 当・協力。
Samurai Jazz Quinteで大谷はダブルベースの演奏と同時にカットアッ プやサウンドの断片をシンセサイザー、フィルターなどの機器で処理し て送り出すなど稀有の存在となっている。ピアニスト魚住勇太、トロン ボーン奏者米子匡司、打楽器奏者阿佐田亘、ギタリスト中垣内イサオの 5人からなるシステマティックかつ有機的なサウンドは多くの聴衆を魅 了し続けており、cubicmusicからリリースされたファーストアル バム「meme?」につづくセカンドアルバムのリリースを熱望され ている。
坂本龍一とのコラボレーションアルバムも記憶に新しいテイラー・デュ プリーや、カヒミ・カリィ、大友良英、ツジコノリコ、テニスコーツら とも競演をしている。

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