neutron Gallery - micca 展 『less』- 
2003/10/9/23Tue - 28Sun 京都新京極 neutron B1 gallery


Artist , Works

【 作家、作品紹介 】

制作におけるコンセプト
強い、はかない、もろい、痛い、きもちいい、その微妙な、ところの表現だと思っています。
人の気持ちを少しだけ深く、傷をつけたい。
一種のフェチ的表現が理想です。
意味がわからないけど、惹かれるってのが一番きもちいい。
誰でもあてはめられるくらい、あいまいな、強さ。操作できないもの。偶然。
たとえば、人の気配や匂いは、ある程度理想とするものを目指しても、自分の思い通りになりません。
制作を通して、私は匂い、温度、気配などという言葉をよく使うのですが。 私が表現しているのは、あくまでも、枠みたいなもので、
そこへ見てもらう人が匂いみたいなものをつけてくれたらいいなと思っています。
必ずしも、みんなが感じてくれるものでもないだろうし、
あいまいな表現なのかもしれませんが、
私の絵だけで完成はなく、見て感じてくれる人がいてはじめて完成なのです。

今回の展示作品について
今回の展示はテーマを「less」と決めました。
一番最近の展示が「point」というテーマだったのですが
その逆でもある言葉なのですが、この二つのテーマが自分の表現にとても近いのではないかと、考えました。
この言葉が二つ並ぶことによって自分の表現に近いのではないかと思います。
Lessという言葉の意味通り、線と面、壁と人、絵と空気、現実の音と作られた音。
いろんなものが、混じって空間として表現できたらいいなと思っています。
作品一つ一つよりもこの展示が過ごした時間として残ってもらえたら、いいな。
普段描く絵もその境界線が無い感じを意識して書いているのですが
今回展示をするにあたって、いつも小さい絵で表現しようとしている世界感を
実感として感じてもらえるように作品を作れたら…。
体の線が体の線では無くなって
隙間が面となり前に出たり
体がある部分が空気になったり。
そういう事が表現したいです。
イラストという面での表現ですが、空間としての作品ができればと思います。